ダイハツの 車であるトコットはミライースの派生車種として2018年6月に登場しました。
トコットの開発コンセプトは「誰でも優しく乗れる、エフォートレスなクルマ」となっているのに対して、ミライースの開発コンセプトは「ダイハツの事業構造であるDNGAの原点を確立するモデル」となっています。
この記事ではトコットとミライースを様々な面から比較して紹介したいと思います。
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トコット vs ミライース ボディサイズの比較
トコットのボディサイズは全長3395mm・全幅1475mm・全高1530〜1540mmとなっているのに対して、ミライースのボディサイズは全長3395mm・全幅1475mm・全高1500mmとなっています。
トコットとミライースはボディサイズに上限がある軽自動車である上に、プラットフォームが共通となっていることから全長と全幅は同じとなっています。
トコット vs ミライース 外観の比較
トコットは従来の女性向けの車のように「可愛らしさ」や「女性らしさ」を強調したようなエクステリアにするのではなく、シンプルで自然なデザインとすることで愛着がわく外観となっています。
それに対して、ミライースは力強さと先進性を表現したエクステリアとすることで、ベーシックカーとは思えない存在感がある外観となっています。
トコット vs ミライース 室内サイズの比較
トコットは室内長2000mm・室内幅1305mm・室内高1270mmになっているのに対して、ミライースは室内長2025mm・室内幅1345mm・室内高1240mmとなっています。
ボディサイズに大きな差がないにに室内サイズに差が生まれているのは、トコットがデザイン性を重視しており、ミライースはシンプルで無駄を排したデザインで空間効率を重視しているからです。
トコット vs ミライース エンジン・燃費の比較
トコットとミライースが搭載しているエンジンは、どちらも同じKF型となっており658ccの直列3気筒エンジンという点では変わりません。
しかし、最高出力はトコットが52馬力であるのに対してミライースは49馬力となっており、最大トルクもトコットが6.1kgf・mであるのに対してミライースは5.8kgf・mになるなど、後発モデルとなるトコットの方が全体的にパワフルとなっています。
また、燃費性能に関してはトコットの2WDモデルが29.8km/L・4WDモデルが27.0km/Lとなっているのに対して、ミライース2WDモデルが34.2〜35.2km/L・4WDモデルが32.2km/Lとなっており、車体重量が軽量なミライースの方が燃費性能で大きくリードしています。
トコット vs ミライース 価格の比較
トコットの新車車両価格は107万円〜142万円となっているのに対して、ミライースの新車車両価格は84万円〜134万円となっており、全体的にミライースの方が安価となっています。
これはミライースにはトコットでは設定されていないような、廉価グレードが用意されている違いもありますが、同じような装備となっているグレード同士を比較してもミライースの方が安価となっています。
トコットはミライースをベースとしながらデザイン性の高さを重視しており、ミライースの上級車種として位置付けていることが考えられます。
比較のまとめ
トコットとミライースは共通のプラットフォームを採用していることから、車としての基本性能に関しては大きな違いがありません。
しかし、トコットのボディは丸みを持たせたスクエア基調となっています。
ランプはヘッドランプ・リアコンビネーションランプ共に丸をモチーフとしています。
また、メーカーオプションの塗装ではなく、フィルムによってボディを装飾する「デザインフィルムトップ」を用意するなど、軽自動車という決められた枠の中であってもデザイン性の高さにこだわった車になっています。
それに対して、ミライースはシンプルで無駄を省くことで軽自動車としての基本性能を上げており、低価格と燃費性能の両立を図ったモデルとなっています。
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