氏郷まつり 松阪市の主役「蒲生氏郷とは？」【2018年の日程、駐車場は？】

引用元：http://www.city.matsusaka.mie.jp

三重県松坂市で秋に開催される氏郷まつりはオンライン戦国体感ゲーム「戦国IXA」にも登場する戦国武将、蒲生氏郷（がもううじさと）公を偲んで開催されている催し物です。

滋賀県でも、氏郷まつり“楽市楽座”が10月に開催されます。

松坂を栄えさせた蒲生氏郷を讃える氏郷まつり。

蒲生氏郷
一軍でお世話になってます pic.twitter.com/1fnpVnE59Y

— まめ (@mamemame332) 2018年9月4日

学問にも秀でた蒲生氏郷による治政で松坂を商都として栄えさせた事は多大な功績として今も後世へと語り継がれています。

その礎を作り上げた氏郷公を偲び、開催される氏郷まつりは平成３０年現在で５７回目となる大きなお祭りです。

松阪市　氏郷まつり　開催日程等について

第57回　氏郷まつり

平成30年１１月３日（土・祝）
開催場所／松坂城跡および中心市街地 商都まつさかの礎を築いた蒲生氏郷公を偲んで開催する氏郷まつりは、今年で57回目を迎えます。蒲生氏郷公・冬姫を中心とした武者行列も行われます。第57回　氏郷まつり　武者行列参加者募集！！#拡散希望 pic.twitter.com/dlePwYJf7q

— 野村伊勢守 923甲府 元柳斎 秀仁 (@as_m4xeq) 2018年8月31日

開催日は１１月３日、文化の日にて松坂城跡及び市街地を中心として大々的に武者行列などが行われます。

松阪市　氏郷まつりの日時等は次の通りです。

【開催日】　2018年11月3日（土・祝）
【開催時間】　9:00～16:00
【場　所】　松坂城跡および中心市街地
【住　所】　松阪市日野町
【入場料】　無料
【収容人数】125,000名
【雨天の場合】1部を除いて中止となります。

お問い合わせ

松阪市観光情報センター
電話 0598-23-7771
⇒　公式ホームページはこちら

交通アクセス

【電車の場合】
JR松阪駅または、近鉄松阪駅を下車してすぐのところ。

【車で来られる場合】
伊勢自動車道「松阪IC」より車で約15分のところ。

駐車場について

無料の駐車場もあります。

2017年度版ですが、武者行列や交通規制、駐車場はこちらから確認できます。
⇒　氏郷まつり武者行列と交通規制図はこちら

2018年　氏郷まつり　武者行列参加者募集！

第57回 氏郷まつり「武者行列」参加者募集！/松阪市観光協会 https://t.co/0jPRnxuBZw pic.twitter.com/LGQJtJEQ5F

— genki3.net (@genki3net) 2018年9月5日

2018年も氏郷まつりの武者行列に参加される方を募集しています。

この武者行列ですが一般参加者も募っており自身も行列の一人としてお祭りを楽しむことが可能な他、なんと自分が氏郷や冬姫に扮して行列の主役を飾れる事も出来るようです。

氏郷や冬姫その人になりきって参加できるのは一生ものの思い出になりそうですね。

＜募集期間＞
平成30年9月1日（土曜日）から平成30年9月20日（木曜日）まで
※郵送の場合は、9月20日（木曜日）必着

※募集の詳細については、下記の松阪市HPをご覧ください。

https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kanko/ujisato57.html

蒲生氏郷とは

松阪城は、石、石、石😀

蒲生氏郷が近江から連れてきた
渡来の穴太衆が積んだ野面積の石垣が残っています。

天守や櫓がなくても楽しめました✨🎉 pic.twitter.com/IeiFV2RpDD

— まぁ～ちん (@ms_watanabe) 2018年9月3日

そもそもこの蒲生氏郷、40才と若くして病没されてはいますが、もし長く生きていれば天下を取る可能性が大いにあった武将の一人なのです。

その人を少しでも知る事でお祭り自体をより楽しんでもらう意図として、この蒲生氏郷公の来歴について少し記述していきたいと思います。

奥さんはあの信長公の娘・冬姫

【読了】冬姫　葉室麟
織田信長たちが生きた強烈な戦国時代において、女たちも苛烈に〈女いくさ〉を仕掛けあう。
冬姫については全く知識が無かったが、フィクション有りと分かりつつファンになった。
葉室さんは、相変わらず"優しさ"と"運命に怯まず生き抜く強さ"を兼ね備えた女性を描くのが上手い！ pic.twitter.com/OIi4l8oqIH

— gogogaku (@gaku5581) 2018年7月22日

蒲生家は当初、かの有名武将織田信長の敵方でした。

1568年観音寺城の戦いで父、蒲生賢秀が織田家に降伏したのち人質として差し出したのが当時、齢12〜13歳であった氏郷（幼名、鶴千代）であったとされています。

信長はまだ幼い氏郷を一目見て気に入り、自身の次女・冬姫を嫁に出す事を取り決めたとの事。

少しばかり気が早いと思いますが、天下人織田信長公の事、この時すでに氏郷の常人にはない何かを感じていたのかも知れませんね。

その後、織田家中で初陣を果たした氏郷に信長は約束通り冬姫を嫁がせます。

余談ですが、この二人の夫婦仲は良好で、それからも氏郷は側室を一切作らなかったそうです。

まず織田信長が義父になったというだけでも凄い話ですね。

そしてこの蒲生氏郷、若くして和歌や儒学などを学び利発であっただけでは無く成長するにつれて数々の武勲をも残す事になります。

まさしく文武両道の武将の一人であったのでしょう。

信長が認め、秀吉が恐れた？蒲生氏郷

「織田信長像」はまったく純粋に私の趣味で、私が欲しいといいうだけで作ったフィギュア。考えて調べて勉強しながら作った。楽しかったし、出来て嬉しいけど、こんなに売れないフィギュア作ってたらあかんw pic.twitter.com/YXOujbmWnT

— 東田 万偶斎 (@manguhsai) 2018年9月6日

織田家重臣であった柴田勝家の配下になった氏郷は父とともに姉川の戦いや長篠の合戦など織田勢が絡む主要の合戦にはほぼ参加したと言われています。

それらの戦で武功をたて続けた氏郷は信長の信頼を確かなものとし、名実共に織田家の忠臣となります。

しかし、1582年に本能寺の変が起こり信長が亡くなると氏郷は後の清洲会議にて共に織田家臣でありながら、当時家中でも最大勢力を誇っていた羽柴秀吉（後の豊臣秀吉）に従う事に、そしてかつての主、柴田勝家と賤ヶ岳の戦いで衝突する事になります。

主君が秀吉に変わってからも小牧長久手の戦い、加賀野井城攻めや紀州征伐といった戦に出陣し続け、功績により伊勢松ヶ島12万石大名となります。

この時に松坂城を築城、その城下を大きく発展させました。

これが後の氏郷まつりの礎となるエピソードです。

秀吉が天下統一を成した際は伊勢から陸奥国会津へと移封されるのですがこの時、氏郷は42万石の大大名となっていました。

これは奥州の伊達政宗をけん制する為の措置とされていますが、ここに信長に認められた実績を持つ氏郷の力を秀吉が恐れた為、わざと地方へと追いやったのではないかとの説があります。

学問に精通し、武将としても天下人二人に影響を与えた氏郷は1595年、京都の伏見蒲生屋敷にて40年の短い生涯の幕を閉じます。

まとめ　～祭りを通じて氏郷公に思いを馳せる～

長生きしていたら、ひょっとすると天下人になれていたかも知れない蒲生氏郷（もちろん氏郷公だけではなくそうしたチャンスがあった武将は他にもいたでしょう）。

しかしながら、最初に色々記述をしてきた事を踏まえて氏郷という武将とは大体こういう感じの人だったのかとちょっとでも知った上で、こうしたお祭りも参加してみる事でその時代に生きた氏郷その人に、会えたかの様な感慨深い不思議な気持ちを味わえるかも知れません。